「左足(膝・股関節)からお尻の痛み、坐骨神経痛に似ている」(50代女性、学校職員)
「左足(膝・股関節)からお尻の痛み、坐骨神経痛に似ている」(50代女性、学校職員)
1カ月前から、はりきって休日に30分くらいウォーキングを始めた。同時期に、元々硬かった(可動域の狭かった)左股関節のストレッチも始めた。しばらくすると左膝に痛みが出始め、それでも続けていたところ左足太ももから股関節・お尻の方まで痛みが拡がってしまったため、何とかしたくて510バランスカイロプラクティック自由が丘を訪れた。以前あった坐骨神経痛に似ている。今は靴下を履くのが困難で、立った状態から椅子に座ろうとするときにも痛みが出る。階段の上りもつらい。
<初回来店時の状況>
椅子に座ろうとすると、左膝を中心に痛みが上下に拡がる。整形外科的テストの下肢伸展挙上テストは陰性で、坐骨神経痛に似た痛みは神経からのものではなさそう。そこでパトリックテスト(足を4の字にする)を行うと、右はできるが左は痛みでうまくその形がとれず、可動域も減少していた(左、陽性)。立位姿勢は左足をかばっているのか、右に傾いていた。筋力検査(MMT)では、左大腿直近と左大腿筋膜張筋(TFL)、左ハムストリングスに力が入りにくかった。カイロプラクティック検査では左の骨盤(仙腸関節)に問題がみつかり、アプライドキネシオロジーで確認すると神経の働きを悪くしていることが分かった。左股関節には外旋制限が見つかった。
<施術内容及び経過>
問題の見つかった左仙腸関節に対して、カイロプラクティックの矯正を行っていく。アプライドキネシオロジーを使い、筋肉に力が入りやすいように進めていく。2回目来店時からは、左股関節にも動きをつけていった。1週間に1回のペースで施術を行ったところ、4回目来店時には筋肉にしっかり力が入るようになっていた。日常生活でも痛みは出ず、しゃがむときに違和感が出る程度に落ち着いていた。パトリックテストも行えるようになり、陰性。ただし、可動域には左右差が見られた。その3週間後の5回目には、日常生活で(しゃがむ・椅子に座る・靴下を履く、等)特に問題は見られず、客観的な評価でも良化していたため(筋肉に力が入る、立位姿勢の傾きなし、パトリックテスト陰性)、メンテナンスに移行した。
<カイロプラクター後藤のコメント>
股関節の可動域は、軽度の左右差があります。もしレントゲンを撮ると、女性に多い臼蓋形成不全や先天性股関節脱臼がおそらく見つかるのではないかと想像します。原因は、その左股関節のストレッチを頑張りすぎてしまったからではないかと考えます。 カイロプラクティックでは、この方の本来あるべき状態に戻していくように調整しました。整形外科的テストや筋力テスト、カイロプラクティック検査、姿勢検査などを指標として進めていきました。そうした客観的評価に変化が見られると、自覚症状も良化を示しました。 運動やストレッチ等、頑張れば結果がついてくる場合もありますが、頑張りすぎが問題を引き起こすこともあります。最近はYouTube等で手軽に参考にできるため、ご自身の状態をしっかり把握して行うことが大切だと思います。
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